NHK朝ドラ「ばけばけ」のヒロインに抜擢された髙石あかりさんは、映画「ベイビーわるきゅーれ」シリーズの主演や舞台「鬼滅の刃」の禰豆子役で大きな注目を集めた実力派女優です。2002年12月19日生まれ、宮崎県出身の22歳という若さながら、すでに多方面で活躍を見せており、2025年2月5日にはエンタメ情報サイト「デビュー」による『2025年ネクストブレイクランキング』の女性俳優部門1位に選ばれるなど、まさに今最も注目される若手女優の一人です。
私自身、これまでちょくちょく朝ドラを見ていましたが、次の作品である「ばけばけ」でヒロインを務める髙石あかりさんについて詳しく知りたくなりました。調べてみると、彼女の幅広い演技力と表現力の豊かさに驚かされます。
1. 代表作「ベイビーわるきゅーれ」シリーズでブレイク
ドラマ「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」
— 髙石あかり (@takaishi__akari) August 7, 2024
メインビジュアルの日本版と海外版どっちも好きです☺️
そして新キャストの方々が解禁となりました。
阪元監督が描いたキャラクターたちを早く皆さんに観ていただきたいです!
テレ東にて9/4(水)深夜1時から放送です#ベビエブ#ベイビーわるきゅーれ pic.twitter.com/Perq7XPnxe
映画初主演を果たした記念すべき作品
髙石あかりさんの名を一躍有名にしたのが、2021年7月30日公開の映画「ベイビーわるきゅーれ」です。阪元裕吾監督による青春バイオレンスアクション映画で、社会に適合できない女子高生殺し屋コンビを主人公にした異色の作品として話題を呼びました。髙石さんは伊澤彩織さんとWキャストで主演を務め、杉本ちさと役を演じました。
シリーズ化で確固たる地位を築く
作品は大きな反響を呼び、2023年3月24日には続編「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」が公開され、全国56館と前作の20倍近く公開規模が広がりました。さらに2024年9月27日には第3作「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」が公開され、2024年9月5日からはテレビ東京で連続ドラマ「ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!」も放送されるなど、シリーズは拡大を続けています。
アクション女優としての評価確立
「ベイビーわるきゅーれ」シリーズでは、本格的なアクションシーンに挑戦し、その演技力とアクション技術で高い評価を獲得しました。特に第3作「ナイスデイズ」では、池松壮亮演じる”史上最強の敵”冬村かえでとの壮絶なバトルシーンが話題となり、髙石さん自身も「過去2作のアクションを超えた」と語るほどの激しいアクションを披露しました。この活躍により、第15回TAMA映画賞の最優秀新進女優賞を受賞しています。
2. 舞台「鬼滅の刃」禰豆子役で一躍有名に
舞台「鬼滅の刃」其ノ弐 絆
— 髙石あかり (@takaishi__akari) August 11, 2021
本日より、無事に再開することができました。
温かすぎる皆様からの拍手。最後の最後まで袖で聞いておりました。
この頂いた絆を誰一人かけることなく千秋楽まで紡ぎます。
是非、温かく見守っていただけますと幸いです。#舞台鬼滅の刃 pic.twitter.com/UeGNRxmpKO
人気作品のメインキャラクターに大抜擢
髙石あかりさんが全国的に注目されるきっかけとなったのが、舞台「鬼滅の刃」での竈門禰豆子役です。2020年1月に初演された舞台版では、主人公・竈門炭治郎の妹という重要な役どころを任され、SNSでは「ぴったり!」「めちゃくちゃかわいい」「禰豆子、可愛すぎる」など絶賛の声が上がりました。
兄と泣き合った感動の瞬間
髙石さん自身、元々「鬼滅の刃」の大ファンだったこともあり、禰豆子役に決まった際は、一緒に住んでいた兄に報告すると「兄が泣いて喜んでくれて、2人で泣き合った」というエピソードを明かしています。兄も自ら「妹が禰豆子なら、僕は炭治郎だね」と言うほど、まさに作中の兄妹のような関係性を見せました。
役作りへの真摯な取り組み
禰豆子は竹の口かせで顔の半分が見えないキャラクターのため、「相手を見るときの視線だったり、逆に何も考えていないような宙を仰ぐ目だったりが大事」と語り、目による演技に特に力を入れました。2021年8月には続編「舞台『鬼滅の刃』其ノ弐 絆」でも再び禰豆子を演じ、人生で1番嬉しかったことを聞かれた際は「舞台『鬼滅の刃』の竈門禰豆子に選ばれたこと」を挙げるほど、この役への思い入れの深さを見せています。
3. 幅広いジャンルでの多彩な活躍
この度、
— 髙石あかり (@takaishi__akari) October 29, 2024
2025年後期 連続テレビ小説「ばけばけ」
ヒロインの 松野トキ を演じさせていただくことになりました。
温かく迎え入れてくださり感謝しています。
モデルである小泉八雲さんとセツさんの日常から溢れる愛情や思いやる心を大切に演じたいです。
よろしくお願いします!#朝ドラ #ばけばけ pic.twitter.com/cfmDIAZigi
映画作品での着実なキャリア形成
髙石あかりさんは「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ以外にも多数の映画作品に出演しています。2017年の「島々清しゃ」で女優デビューを果たした後、「とおいらいめい」(2022年)では主演を務め、「わたしの幸せな結婚」(2023年)や「Single8」(2023年)などの話題作にも出演。2025年公開予定の作品も多数控えており、「夏の砂の上」「ゴーストキラー」「遺書、公開。」などでの活躍が期待されています。
テレビドラマでの多様な役柄への挑戦
ドラマでは「墜落JKと廃人教師」シリーズでヒロインを務めたほか、「生き残った6人によると」「東京の雪男」「わたしの一番最悪なともだち」など多様な作品に出演。2025年には手塚治虫原作の「アポロの歌」で佐藤勝利さんとのWキャストで主演を務め、さらには佐藤健さんがエグゼクティブプロデューサーを務めるNetflixシリーズ「グラスハート」にも出演予定です。
舞台活動での幅広い表現力
「鬼滅の刃」以外にも多数の舞台作品に出演し、「Fate/Grand Order THE STAGE」シリーズでは藤丸立香役、「地縛少年花子くん-The Musical-」ではヒロイン・八尋寧々役を演じるなど、ミュージカルから2.5次元舞台まで幅広いジャンルで活躍しています。2020年には「おそ松さん on STAGE」にも出演し、コメディ作品での表現力も見せています。
声優としての新たな挑戦
近年は声優業にも挑戦しており、2024年公開のアニメ映画「きみの色」では山田尚子監督作品でトリプル主演の一人として声優を務めました。また、2025年公開予定の「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」でもぺがさすちゃん役で声の出演を果たすなど、新たな分野への挑戦も積極的に行っています。
まとめ
髙石あかりさんは、「ベイビーわるきゅーれ」シリーズでの殺し屋役から「鬼滅の刃」の禰豆子まで、幅広い役柄を演じ分ける卓越した演技力を持つ若手女優です。映画、ドラマ、舞台、声優と多方面で活躍し、特にアクション作品での身体能力の高さと、2.5次元舞台での表現力は業界でも高く評価されています。
これまでちょくちょく朝ドラを見ていた私にとって、次作「ばけばけ」で髙石あかりさんがどのような演技を見せてくれるのか、今からとても楽しみです。これまでの作品を見る限り、小泉八雲の妻・セツをモデルとした松野トキ役でも、きっと深みのある素晴らしい演技を披露してくれることでしょう。
殺し屋から禰豆子まで、どんな役でも自分のものにしてしまう髙石あかりさんの今後の活躍にますます注目が集まります。2025年は朝ドラヒロインとして新たなステージに立つ彼女から、目が離せません。
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