ピキ(PiKi)の新曲「88888888」(読み:ハチハチ)は、二宮和也主演映画『8番出口』のコラボレーションソングとして2025年8月29日にリリースされました。この楽曲は映画の音楽を担当する中田ヤスタカ(CAPSULE)が手がけており、無限ループする地下通路を舞台にした映画のテーマに合わせて「無限」や「循環」を象徴する数字「8」を8個並べたタイトルになっています。楽曲のコンセプトは「出口のない無限ループからの脱出」を歌ったもので、映画と同じく現代人が直面する迷いや閉塞感をポップな楽曲に落とし込んだ作品となっています。
楽曲の基本情報と制作背景
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— PiKi (@piki__official) September 4, 2025
"88888888"
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PiKiとは何かと楽曲の詳細
PiKi(ピキ)は、FRUITS ZIPPERの松本かれんとCUTIE STREETの桜庭遥花によって結成された新ユニットです。2025年7月にデビュー曲「Kawaii Kaiwai」を配信リリースし、TikTokで話題を集めるなど注目を浴びている次世代のアイドルユニットです。
「88888888」(ハチハチ)は、PiKiの3作目となる楽曲で、映画『8番出口』の公開日である2025年8月29日0時から配信開始されました。楽曲は映画の音楽を担当する中田ヤスタカ(CAPSULE)が手掛けており、彼の持つエレクトロニックサウンドとPiKiの可愛らしいボーカルが融合した独特な仕上がりとなっています。また、同日放送のテレビ朝日『MUSIC STATION』でPiKiとして初出演し、この楽曲を初パフォーマンスしました。
映画とのコラボレーション企画
「88888888」は映画『8番出口』とのコラボレーションソングという位置づけですが、劇場内では使用されない特殊な楽曲です。これは映画の世界観を楽曲で表現しながらも、映画本編とは独立した作品として制作されているためです。
コラボレーションを記念してPiKiの2人が88888888衣装を着た新ビジュアルも公開され、普段のPiKiとは違う”異変”を見逃すなというキャッチコピーで話題を集めました。また、放送終了後の22時にはコラボレーションムービーも公開され、映画の世界観と楽曲の世界観が融合した映像作品も制作されています。
映画『8番出口』とそのコンセプトとの関連性
映画『8番出口』の世界観
映画『8番出口』は、2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATEが制作した同名の異変探し無限ループゲームを実写映画化した作品です。無限にループする地下鉄の通路に閉じ込められたプレイヤーが様々な”異変”を探し、「8番出口」から地上への脱出を目指すという内容で、全世界累計180万ダウンロードを突破した大ヒットゲームです。
映画では二宮和也が主演を務め、監督/脚本を川村元気が担当しています。川村元気監督は『告白』『怪物』などを製作した実力派プロデューサーでもあり、この作品は第78回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションのミッドナイト・スクリーニング部門に選出されるなど、世界的にも注目を浴びています。
楽曲に込められた無限ループのメッセージ
「88888888」というタイトルには深い意味が込められています。数字「8」は横にすると「∞(無限大)」の形になることから、古来から”永遠”や”循環”の象徴とされてきました。そのため、歌詞タイトル「88888888」は「無限ループに閉じ込められる」という意味を直接的に表しています。
楽曲の歌詞には「この世界メイズ 誰かが見ている 心の中のケージ ここを出るイメージ」という冒頭部分があり、迷宮(メイズ)に閉じ込められた状況を表現しています。また、「夢閉じ込めたケース キミの書いた発明図」というフレーズでは、出口が存在するのかすら分からない無限通路において、唯一の突破口は「自分自身の想像力」だと示唆されています。
楽曲のコンセプトと現代的なメッセージ性
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— PiKi (@piki__official) September 2, 2025
PiKi「88888888」×
映画『8番出口』コラボレーションムービー🎥
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現代人の心境を反映したテーマ
「88888888」は単なるゲームの楽曲化ではなく、現代人が抱える閉塞感や迷いを象徴的に表現した作品として制作されています。「迷宮(メイズ)」「監視」「ゼロから始まる数列」「無限を象徴する8」「発明図」というモチーフを通して、私たちが日常で直面する”出口のないループ”を描き出しています。
現代社会において多くの人が感じている「同じことの繰り返し」「出口の見えない状況」「選択に迷う気持ち」などを、ポップで親しみやすい楽曲に込めることで、若い世代にも共感しやすいメッセージを発信しています。PiKiの持つキュートなイメージと、深いテーマ性を併せ持つ楽曲として注目を集めています。
脱出への希望を歌った前向きなメッセージ
楽曲の核心的なメッセージは「出口とは外側にあるのではなく、自分の心の中にある」ということです。無限ループに閉じ込められた状況でも、自分自身の想像力や意志の力で突破口を見つけることができるという希望的なメッセージが込められています。
「ゼロ イチ ニ サン シ ゴ ロク ナナ ハチ」という数列が楽曲中で歌われることで、最初は0から始まっても最終的には8(無限)に到達できるという前向きな解釈も可能です。これは現代の若者に向けた「迷いの中からでも必ず出口は見つかる」というエンパワーメントメッセージとして機能しています。
まとめ
ピキ(PiKi)の新曲「88888888」は、二宮和也主演映画『8番出口』のコラボレーションソングとして、中田ヤスタカが手がけた楽曲です。無限ループをテーマにした映画の世界観を反映し、数字「8」を8個並べたタイトルで「無限」や「循環」を表現しています。
楽曲のコンセプトは、現代人が直面する閉塞感や迷いを「出口のない無限ループ」として表現しながら、最終的には「自分の心の中にある出口」を見つけることの大切さを歌った希望的なメッセージが込められています。映画とは独立した作品でありながら、その世界観を共有することで、映画ファンにも音楽ファンにも楽しめる作品として完成しています。
PiKiというユニットの持つポップで親しみやすい魅力と、深いテーマ性を併せ持つ「88888888」は、2025年の注目楽曲の一つとして、多くの人に愛され続けることが期待されます。映画『8番出口』とともに、現代社会を生きる人々に新たな視点と希望を提供する作品となっているでしょう。